新幹線は、人や環境に優しく、エネルギ−消費量も少ないうえ、安全性・定時性・居住性及び大量輸送に優れた高速交通手段として最適です。

 私たちの住む地球のすばらしい自然環境は、私たちの子供や孫のために、健全な状態のまま保全し、残していかなければなりません。
 しかしながら、私たちの大量生産・大量消費・大量廃棄による資源やエネルギーの枯渇、マイカー普及等による窒素酸化物(NOX)等の大気汚染、二酸化炭素の増加による地球温暖化が引き起こす低地の水没など地球規模で環境破壊が進んでおり、今日、全人類的な問題として緊急を要する課題となっています。

 これからの交通体系は、次世代のために、地球環境に重点をおいた、より高度な交通システムへ転換し、構築していくことが大変重要です。

 新幹線は、自動車や航空機と比較して、地球温暖化や大気汚染の原因となる二酸化炭素(CO2)の排出量は少なく、乗用車の1/8、航空機の1/6となっています。また、窒素酸化物(NOX)などについても、排出量が少ない乗り物です。
 一方、単位輸送量当たりのエネルギ−消費量についても、乗用車の1/6、航空機の1/4と小さいことから、環境に優しい省エネ型の交通機関であり、また、大量輸送性の点でも自動車や航空機と比較して、はるかに多くの輸送容量や機動性を有しています。

 なお、新幹線は、冬期間の降雪時においても安定運行を確保しており、高速道路における速度規制や航空機における欠航等の問題が少なく、定時性の確保については東北・上越新幹線で実証されています。

 また、新幹線を高齢者や障害者の方々も多く利用していただくため、駅ではバリアフリー構造によりコンコース・ホーム間でのエレベーターやエスカレーターの設置が義務づけられています。車両装備についても、高速走行に伴う振動・衝撃に対する緩和技術の採用などにより、車内は居住性に優れており、人に優しい乗り物と言えます。

 さらに、日本の新幹線は、昭和39年の開業以来40年以上にわたり、乗客の死亡事故もなく(自動車等による交通事故死者数は毎年4000人を超えています。)、極めて高い安全性を示しています。
交通死亡事故は毎年約4千人の人命を奪う 数十キロに及ぶ激しい渋滞が続く

●交通機関別大気汚染 (単位:t/億人キロ)

機関\物質 一酸化炭素
CO
窒素酸化物
NOX
硫黄酸化物
SOX
 備考 
新幹線 23.0 3.1 1.8 発電
自動車 40.3 57.3 1.8 燃料
航空機 1052.3 202.1 26.9 燃料


北アルプス 黒部源流
地球のすばらしい自然環境を子供や孫のために