北陸新幹線は、東海道新幹線の代替補完機能を有しており、早期の全線整備が求められています。

 東海道新幹線は、東京・大阪・名古屋の日本の3大都市を結ぶ大動脈として、昭和39年の開業から多くの乗客を運んできましたが、年々輸送量が増大し列車本数も増え、過密化し平成4年からは飽和状態に達しており、さらに増便することができない状態です。
 また、朝夕においては乗車効率が100%を超える列車が多いことや、特に盆や正月の帰省ラッシュ時の混雑状況はテレビ等で毎回報道されているとおり、私たちの多くが経験しているところです。
 開業して40年以上経過し、橋りょう・トンネルなど施設の老朽化が進行していることから、その更新時期が集中することにより、現行の輸送に支障が生じることも想定されます。
  さらには、平成23年の東日本大震災や近年頻発する集中豪雨による災害の教訓などからも、万一の災害時・非常事態時等においても東京・大阪間を安全に連絡できる高速交通機関の整備は、国家的課題となっていると言えます。

 以上のことから東海道新幹線の負担を軽減し、代替補完(バイパス)機能を有する新幹線を整備する必要があります。

盆正月の帰省ラッシュ 東日本大震災(平成23年) 集中豪雨
北陸新幹線は既に約82%の区間が開業又は着工しています

  北陸新幹線(延長約700km)は平成元年に着工され、既に東京・長野間(延長約222km、全線の約32%)が営業運転しています。現在、長野・金沢(白山総合車両所)間(延長約240km、全線の約34%)及び金沢・敦賀間(延長約113km、全長の約16%)で建設工事が進んでおり、約18%のルート未公表の区間(延長約130km)が残るのみとなっています。
 平成27年3月には長野から金沢まで延伸されますので、東京・大阪が金沢での1回の乗換で結ばれることになり、緊急時にバイパス機能を発揮することができます。

東京〜金沢2時間28分(金沢開業時)
金沢〜新大阪約2時間半(新幹線延伸で1時間強に)

 既に約82%の区間が開業又は着工している北陸新幹線は東京・新大阪間を結ぶ「もう1つの新幹線」として、早期の全線開業が求められています。
東京   大阪

北陸新幹線は東京と大阪を直結します。